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異国の文化を受け入れ、挑戦を重ねてきた松岡光希さん。現在は美容の仕事のほか、台湾と熊本をつなぐ活動にも取り組んでいる。地域に根を張り、人と人との架け橋となっている松岡さんにクローズアップした。
吹田で美容サロンを営む松岡光希さん。予約制のサロンは、リピーターのお客様に長く愛され続けている。半導体エンジニアとして台湾に赴任していた夫と出会い、結婚。2004年に大津町へ移住した。「結婚当初は通称名や戸籍の手続きが大変で、とても苦労しました。日本語はある程度できましたが、熊本の方言には本当に苦労しました」と当時を振り返る。両親からも「日本は亭主関白と聞くが大丈夫か」と心配されたが、夫の協力と支えを受け、町での暮らしも気づけば20年を超えた。
前向きで、積極的な性格の松岡さんは2022年に設立された「台熊友好会」の立ち上げメンバー。台湾出身者や台湾に縁のある日本人とともに、情報発信や通訳で在住者や観光客を支援している。TSMC 本社のある新竹市出身ということもあり、最近はTSMC に関する身近な質問を受けることも。「熊本と台湾の魅力を伝える時は、良いことだけではなく、困ることや違いもきちんと伝えるようにしています。台湾の人はとてもストレートに伝える文化があります。そこを理解していただけたら」と語る。文化の違いに向き合う中で心掛けているのは「元を壊さない」こと。相手の大切にしているものを尊重しながら、受け入れる姿勢を大切にしている。「無理なく、自分にできることをコツコツと積み重ねていきたいですね。」朗らかに話す光希さんは、これからも熊本と台湾をつなぐ架け橋であり続けるだろう。
令和6年台湾文化交流公演のフィナーレにて。
台熊友好会のメンバーと出演者が揃って記念撮影。
松岡さんによる台湾スイーツ講座に小学生が参加。
メディア取材も入り、台湾との交流に対する関心が高まっている。