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(広報おおづ2025年7月号クローズアップ大津人)尾上 洋子さん

ページID:0020346 更新日:2025年7月1日更新 印刷ページ表示

尾上 洋子(おのうえ ようこ)さん (引水)

尾上洋子さんの写真

 学習支援指導員として働き、イラストレーターとしても活動する尾上さん。町内の小中学校で卒業生に向けてイラストを描き始めて6年が経つ。思わず笑顔が溢れるような、温かい作品を作り上げる彼女にクローズアップする。

未来へ羽ばたく子どもたちに、愛あるアートを

 3姉妹の長女として鹿児島県に生まれた尾上さん。物心ついたころから絵を描くのが好きで、デザイン科の学校に進学した。卒業後は教員関係の仕事に就き、結婚して3人の子どもを出産し、17年前に大津町へ移住。子どもが幼い頃は、家族が寝静まった夜に絵を描いた。
 卒業生に向けて黒板にイラストを描くようになったのはコロナ禍の頃、町の学校で支援員をしている時だった。子どもたちの登校は週に一度ほどで、卒業式も在校生がいないリモート方式。卒業を控えた最後の登校日、1人の生徒が黒板に絵を描く姿を見かけた。「他のクラスの黒板にも絵があれば、きっともっと明るい気持ちになれるかも」。そんな思いがきっかけとなり、それから毎年、町内の小中学校のどこかで描き続けている。
 今年3月の大津中学校の卒業式では、卒業生157人分の似顔絵ポストカードを制作した。「人生の節目をアートで彩ることで、より特別な思い出を胸に、未来へ進んでほしいという思いで描きました」そう話す尾上さんからは、優しい人柄が伝わってくる。卒業してから数カ月が経った今でも「あの時はイラストをありがとう」とお礼を言われることも。「これからも可能な限り、卒業や人生の節目をアートで彩っていきたいです」彼女のイラストには、未来へ踏み出す人の背中をそっと押してくれるような素敵な力がある。

 

卒業生157人分の似顔絵ポストカードの写真
157人分の似顔絵ポストカードの制作期間は約3週間。イラストだけではなく、裏面にもメッセージを入れた。

 

​​過去の作品の写真​​
過去の作品。黒板には担任の先生の似顔絵と、卒業生の希望を聞いてキャラクターを描いた。

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