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国際交流員として、アメリカ合衆国カンザス州ウィチタ市から大津町に来日した、オースティンさん。コロナ禍でこれまでと違う状況の中、国際交流に力を注いできました。今年7月で任期を満了し、アメリカに帰国します。これまでの活動やオースティンさんの思いについてクローズアップしました。
国際交流員としてウィチタ市から大津町に来たのは2020年11月、コロナ禍の真っただ中だった。「来日当初はコロナの影響でプロジェクトを進めることが難しく、少しだけ寂しい思いをしたこともありましたが、大学では明治時代の学校の規則について発表するほど、もともと日本にとても興味がありました。大津町では目に入るもの全てが新鮮で、やりたいこともたくさんあったので、あまりマイナスな感情はありませんでした。」
コロナ禍でもできる国際交流を模索し、ヘイスティング市の学生と町の小学生との間で手紙での交流を行うほか、コミュニケーションボードや外国人向けガイドブックを作成するなど、さまざまな活動に取り組んだ。その後コロナによる行動制限が解除されたところで、公民館講座や英会話サロン、ホームステイプログラムの補助、コミュニティ作りなど、さらに活動の幅を増やしていった。
国際交流員として仕事をするうえで、大切にしていることを聞いた。「常に相手をリスペクトする気持ちを持つことです。その気持ちが相手を理解しようとする行動につながります。」日本で過ごす時間もあとわずか。毎週火曜日は外交人相談窓口にいるオースティンさんにぜひ会いに来てほしい。
英会話クラスは初級、中級、中上級、上級の4レベルにわかれている。
英文法の基本的な概念から海外旅行でよく使用する単語まで、クラスごとに授業内容はさまざま。