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日々、子育てと仕事に励む吉居麻衣さん。広報おおづのあつまれ!大津っ子をきっかけに、3月に公開した町ホームページ内の子育てサイトにも吉居さん一家が登場している。子育てに対する思いをクローズアップする。
熊本市出身で、夫の職場の関係で7年前に大津町へ引っ越してきた吉居さん。引っ越してきてすぐに長男を出産した。現在、子どもは3人。「私も夫も大津町出身ではないので、周りに頼れる友人や家族がいなくて、孤独でした」と縁もゆかりもない土地での子育ては、不安と寂しさでいっぱいだった。
町内で子供が遊べる施設はあるが、新型コロナの影響で施設の利用が制限された。「夫は仕事があるので、家の中も、外に出るときも自分と子どもだけの生活でした。その状況が続くうちに、自分では気づかなかったのですが産後うつになっていたんです。」
感染症が落ち着き、少しずつ施設の利用ができるようになったとき、児童館を利用した。知り合いがいない場所に一歩踏み出し、子育ての環境を変えた吉居さんに変化があった。「児童館に通ういろいろな年代の親や先生に出会い、子育ての悩みを相談することで自分だけじゃないんだと安心できるようになりました。子どもも友だちが増え、子育てが楽しいと思えるようになったんです」とつながりが増えたことで子育てに前向きになれた。
大津町の人たちの温かさに触れ、大津町の事が大好きだと話す吉居さんは「元々、保育士をしていたので、自分の子育てが落ち着いたら保育所など、大津町の子どもたちに関わる仕事をしたいですね」と笑顔で夢を語る。
3月に公開した大津町子育て支援サイト「あつまれ!大津っ子」に登場する吉居さん一家。休日にはよく遊びにくるという昭和園で一枚。