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6月19日町文化ホールで公演されるTheちゃぶ台の「やまとなでしこ(番外編)」。主役を演じる木内さんが演劇を通じて自分に問いかけることは何なのか—。
山形県出身の木内さん。中学生のときに劇の台本を書いたことが演劇に興味を持つきっかけに。その後、早稲田小劇場(現「劇団SCOT」)に入団し、そこで出会った3人で「かもねぎショット」を立ち上げる。夫の厚さんと知り合ったのも東京に居たときだった。以来東京で16年活動を続けてきたが、夫の仕事の都合で宮崎に引っ越すことになる。それでも、東京での公演には参加していたが、子どもが生まれたことをきっかけにフリーで演劇を行うことに。宮崎から栃木、そして平成15年に大津町に居を構え、それから7年間、県内外で演劇を続けている。
町に住んだ理由は、空港も近く、夫の仕事先である阿蘇にも近いからだと言う。木内さんに町の魅力を聞くと「人に活気があり、銅銭糖やからいもなど誇れる物がある町ですね」と話してくれた。住んでみて分かる町の良さだ。
「Theちゃぶ台」—名前は「お茶の間の舞台」という意味から来ている。今後も観客に近く、息づかいが感じられる舞台を見ることができそうだ。
おばあちゃんシリーズは今後も続けたいと話す木内さん。それだけでなく、「第一線で活躍している人たちとも演劇をやりたい」とまだまだ向上心は止まることを知らない。
今回の公演は地元「ほりだし劇団」との共演。綿密な打ち合わせが演劇の質をさらに上げる。