本文
ヒミツその1
沈めて、かき寄せて、食べさせて!?
汚水の処理方法(1)
各家庭から排出された汚水は、浄化センターで浄化していますが、多くの処理工程を経て、ようやくきれいな水になります。その驚きの処理方法をからいもくんと一緒に詳しく見ていきましょう!
全景
奥に見えている設備を利用して汚水を処理しているイモ!浄化センターはとっても広くて、東京ドームとほぼ同じくらいの広さなんだって!
処理の流れ
1.沈砂池(ちんさち)
まずは大きい異物、沈んだ土や砂を除去するイモ!
2.最初沈殿池(さいしょちんでんち)
次に、回転羽付きの汚泥かき寄せ機で固形物(=汚泥)を沈めて、水分と分離するイモ!
緑色の蓋の下に汚泥かき寄せ機があるイモ!
3.反応タンク
最初沈殿池で処理した水分に微生物入りの汚泥と空気を投入し、水分中の汚れを微生物に食べてもらうイモ!
緑色の蓋の下はこうなっているイモ!
4.最終沈殿池(さいしゅうちんでんち)
お腹いっぱいの微生物と一緒に汚泥を沈めて水分と分離するイモ!この汚泥の一部は、反応タンクに戻されて再利用されているよ。
汚水が入る前の最終沈殿池だイモ!黄色い板が分速1mの速さで回転して汚泥をかき寄せるんだイモ!
5.塩素混和池(えんそこんわち)
塩素で消毒するイモ!
6.砂ろ過器(すなろかき)→白川へ放流
フィルターでろ過して浮遊している固形物を取り除き、浄化センターでの処理は完了!
キレイになった水は白川へ放流するイモ!
このように多くの工程を経て、家庭などから排出された汚水をきれいにしているイモ!次は、汚水の処理工程で発生した汚泥について紹介するよ!
ちなみに…
- 町では一日に約12,000立方メートル(25メートルプール30杯分!?)の汚水を処理しています。
- 微生物で汚水を処理する方法は100年以上前の1914年に開発されました。
- 汚泥を食べてキレイにしている微生物は、ツリガネムシやクマムシなどです。
処理場で働く微生物たち(提供:長野県) [PDFファイル/152KB]