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ジェネリック医薬品がオススメです
ジェネリック医薬品とは
通常、新薬の開発には莫大な費用と10年単位の時間が必要です。そのため、製薬会社は特許の出願により、一定期間、製造・販売する権利を得ます。特許期間が過ぎると、その他の製薬会社が、同じ有効成分を持つ薬を製造・販売できるようになります。これがジェネリック医薬品です。開発に掛かる費用や時間を大幅にカットできるため、新薬に比べ安価で手に入れることができます。
ジェネリック医薬品のメリットとデメリット
メリット
安価である
ジェネリック医薬品は、新薬に比べて約4割~8割の価格となっているので、医療費を抑えることができます。ジェネリック医薬品に切り替えた際に、薬代がどれくらい安くなるのかは、日本ジェネリック製薬協会のサイト<外部リンク>で調べることができます。
効き目や安全性は新薬と同等
有効成分は新薬と同じであるため、効き目や安全性は同じといえます。
飲みやすいように工夫されているものがある
苦味を減らしたり、サイズを小さくされているものもあります。
デメリット
新薬とすべての成分が同じではない
有効成分の種類と量は新薬と同等ですが、添加物や製造過程は異なります。
新薬と味や形が異なることがある
味、形状、色などは新薬と異なる場合があります。そのため新薬を長い間服用してきた人は、飲み慣れない場合があります。
ジェネリック医薬品をもらうには
医師に伝える
受診の際に、ジェネリック医薬品を希望する旨を伝えましょう。ジェネリック医薬品は、処方箋に従って調剤される薬なので、市販薬のようにドラッグストア等で購入できるものではありません。
保険証・おくすり手帳に「ジェネリック医薬品希望」と表示する
ジェネリック医薬品希望カードやシールで、伝えましょう。カードやシールは市販のものでも結構です。また、国民健康保険の方は保険証台紙の裏にシールが付属しています。
注意
- すべての薬にジェネリック医薬品が存在するわけではありません。
- 医師の判断により、ジェネリック医薬品に変更できない場合があります。
詳しくは医師や薬剤師にお尋ねください。
参考
日本ジェネリック製薬協会<外部リンク>