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実施レポート「矢護川団地魅力向上プロジェクト」

ページID:0023295 更新日:2025年12月16日更新 印刷ページ表示
3 すべての人に健康と福祉を11 住み続けられるまちづくりを

こいろの皆さんと子どもたち

プロジェクト概要

 


プロジェクトの過程を追った、ドキュメント映像を制作中!
公開までしばらくお待ちください。


 

人口減少、少子化が進む大津町矢護川地域に、子育て世帯を対象にした団地があります。
空室が目立つ矢護川団地を舞台に、住民・学生・行政が協働し、アートを通じて新たな交流と地域の誇りを育む「矢護川団地魅力向上プロジェクト」を実施しました。
チームメンバーは、団地住民、矢護川下中区住民、大津町、地域おこし協力隊、そして熊本大学の学生団体「Co-彩(こいろ)」。

”子どもたち、地域のみんなでウォールアートを描いて、笑顔広がる団地にしよう!”

そうして2025年10月から、矢護川団地の集会所でウォールアートを制作するプロジェクトがスタートしました。

プロジェクト概要

 

主催|大津町都市計画課、大津町地域おこし協力隊、熊本大学学生団体Co-彩(こいろ)
支援|令和7年度くまだい学生のSDGs自主的活動推進事業

 

10月12日(日曜日)
アートで彩る集会所 
下中区×熊大生 アイディア交換ワークショップ

ウォールアートのデザインは、「みんなの声」から生まれました。
団地住民、矢護川下中区住民と熊大生が

「矢護川ってどんなところ?」
「未来の矢護川にほしいものは?」

など、子どもから大人まで、立場を超えて語り合いました。

アイディアを考える子どもたち

ファシリテーターの田中尚人先生(熊本大学)  グループワーク01

グループワーク02  小さい子どもも参加しました

ファシリテーターは、熊本大学の田中尚人先生(熊本大学大学院先端科学研究部准教授)。
約30人の皆さんが、矢護川について、和気あいあいと会話する姿が見られました。

 

 

11月 壁の掃除〜ウォールアート制作

ウォールアートの制作は、壁のお掃除からスタート。

集会所の壁をブラシでゴシゴシ。

矢護川の皆さんも、集会所の周りの草刈りや壁の掃除にご協力いただきました。

壁の掃除を協力していただいた皆さん

壁の掃除  壁の掃除02

地域の人たちも掃除  入り口の掃除

 

壁がきれいになったら、次は下描き、そして色塗り。

「Co-彩」メンバーが中心に下描きをしていましたが、
やってきた地元の子どもたちが「お魚描けば?」「たけのこがほしい!」と、絵が次々に賑やかになっていきました。

下書き

下書きで学生と職員が協力する姿  小さな子供も真剣に描く姿

下書きを皆で協力して完成  副町長も子どもたちと色塗り

並んで色塗り  色塗り

 

 

11月30日(日曜日)
ウォールアートお披露目セレモニー

 お披露目セレモニーに参加した皆さん

11月から描き始めたウォールアート「夢の矢護川」がついに完成!

11月30日(日曜日)には、お披露目セレモニーを開催しました。

壁画を描く学生と子ども

飾り付け からいもくんと子どもたち

集会所の中でのワークショップ 炊き出しを作ってくれた皆さん

やきいもやぽん菓子を作ってくれた皆さん 炊き出しを囲む皆さん

町長挨拶 下中区区長挨拶

熊本大学松永先生挨拶 Co-彩代表の川口さん挨拶

グランパワーヒノクニ 町長が描く様子

集会所となりの広場で、下中区の皆さんから炊き出しや地元で採れたからいも、米を使ったお菓子の振る舞いなど、地域をあげてのあたたかいセレモニーになりました。

大津町の金田英樹町長、下中区の村山区長、学生たちの活動を支えてくださった熊本大学の松永拓己先生(熊本大学大学院教育学研究科教授)、そしてCo-彩代表の川口さん、皆さんからご挨拶をいただきました。

セレモニーの最後は”目入れ”。

矢護川が生んだローカルヒーロー「グランパワーヒノクニ」と金田町長が、それぞれ壁画のイラストに仕上げの一筆を加えました。

天気にも恵まれ、大津町、地域住民、学生が協働して実施したプロジェクトを締めくくる素晴らしい1日になりました。

 

 

ウォールアート「夢の矢護川」

 

ウォールアート

一級河川矢護川には、今もホタルがふわりと灯り、豊かな自然と静かに寄り添う住民の暮らしが息づいています。
ある日、ワークショップで問いかけました。
 「10年後の矢護川地域に何がほしい?」「どんな場所であってほしい?」
子どもたちは言います。
「動物園がほしい」
矢護川には、たぬき、しらさぎ、うさぎなど、今、生きている仲間たちがいます。
そこにキリンやゾウ、パンダなど、動物園の人気者たちが加わり、みんなで仲良く過ごす未来を思い描きました。
他にも「笑顔の家」「憩いの場」など、安心して暮らせる温かい場所を求める声もありました。
そこへ、矢護川が生んだスーパーローカルヒーロー「グランパワーヒノクニ」がバイクでやってきました。
もしかしたら、子どもたちに本当に大切なことを伝えに来たのかもしれません。
未来を考えることと、今を見つめること。
この地域には、これまで育まれてきた温かい住民、団地のつながり、そして豊かな自然があります。
星が瞬く夜。焚き火を囲んで語り合い、川辺にホタルがゆらゆらと光っています。
壁画のホタルは、住民一人一人が描いた「未来の灯」。
みんなが描いた光が、これからの矢護川地域を優しく照らしていきます。

 

 

皆さんの声

アンケートでいただいた皆さんの感想から一部をご紹介します。

 

ご参加の皆さん

「娘が前月に参加して『またいきたい』と教えてくれたから参加しました。」(30代男性)

「お祭りと違い参加者とのコミュニケーションが取りやすい。天気もよく、子供たちがたくさんでほのぼのしていて、規模感も良いと思う。」(40代女性)

「学生さんたちの発想が素晴らしかったです。見本の下絵からさらにどんどん良くなっていって、想像を超えたいい壁画ができて感動しました。区長さんをはじめ、地域の皆さんが団地内の草刈りをしてくださったり、ウォールアートを盛り上げようと、看板やかかし、花、竹細工を作って飾り付けして盛り上げてくださって感謝しかありません。
参加できたことも楽しくて、団地がキレイになったことも嬉しくて、とてもいい思い出ができました。
矢護川団地を選んでくださってありがとうございます。子どもたちにとってもいい思い出になったと思います。」(40代女性)

 

Co-彩の皆さん

「大津町のことについて1年前は何も知らなかったですが何度も訪れたことで、魅力を知り大好きになりました。お披露目会当日も地域の方々の炊き出しや、かわいい飾りつけなど、さまざまな方から温かさや元気をいただきました。」

「学生だけ、地域の人だけ、ではなく、文字通り手を取り合って活動できたことが良かったです。」

「お昼ご飯が美味しかったです!」

 

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