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ヒミツその9
マンホール蓋は進化中!?
マンホールカードなどで注目を浴びているマンホール蓋。大津町の蓋は「茶色で地味…」と思われているかもしれませんが、実は大津町の蓋も人知れず進化を遂げています。その進化の過程をご紹介します。
第1形態(〜平成2年頃)
- 特徴
- 町章マーク(蓋周辺にコンクリート)
- 穴1箇所
- 取っ手付き
- 分厚くて重い(約80kg)
- 平受け構造(枠に蓋をはめるだけ)→枠と蓋の間に隙間がありがたつきやすい
- 滑りやすい
第2形態(平成3年〜平成12年頃)
- 特徴
- つつじデザイン(カラー版は肥後大津駅北側と美咲野団地メイン通りに設置)
- 細長い穴2箇所
- 分厚くて重い(約80kg)
- 平受け構造(枠に蓋をはめるだけ)→枠と蓋の間に隙間がありがたつきやすい
- 改善点
- 凸凹により少し滑りにくくなった
第3形態(平成12年〜平成25年頃)
- 特徴
- つつじデザイン
- 穴は大1箇所、小2箇所
- 凸凹により少し滑りにくい
- 改善点
- 蓋裏の井桁リブ構造とダクタイル鋳鉄採用→軽量化&強度向上に成功(約45kg)
- 急勾配受け構造(コルク栓のように枠に蓋をはめ込み壁面を接触させる)→がたつき改善
- 転落防止はしごを設置
- 簡易ロックによる浮上防止
第4形態(平成12年〜平成25年頃)
- 特徴
- つつじデザイン
- 穴は大1箇所(細長く、ステンレスが見える)、小2箇所
- 凸凹により少し滑りにくい
- 蓋裏の井桁リブ構造とダクタイル鋳鉄(約45kg)
- 急勾配受け構造
- 転落防止はしごを設置
- 改善点
- ロック機能強化→浮上防止機能の強化
- 専用器具でのみ開閉可能に変更→不法開閉、不法投棄防止
第5形態(平成26年頃〜)
- 特徴
- 穴は大1箇所(細長く、ステンレスが見える)、小2箇所
- ダクタイル鋳鉄(約45kg)
- 浮上防止ロック付き
- 専用器具でのみ開閉可能
- 転落防止はしごまたはカバー付き
- 改善点
- 階段状の凸凹による耐スリップデザイン採用
- 蓋裏の放射状リブ構造採用→強度向上
- 多段勾配受け構造採用→蓋の過度の食い込み防止
まとめ
派手なマンホール蓋が注目されがちですが、見た目は大きく変わらなくても、その機能性は大きく向上しています。身近にあるマンホール蓋がどんな機能を持っているのか、実際に目で視て、触って、その違いを実感してみてください!
・大津町マンホールマップ
出典:国土地理院ウェブサイト(URL<外部リンク>)
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