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実施レポート「地域と(で)働くわたしたち」
6月29日(日曜日)地域おこし協力隊&ゲストトーク開催
2024年度より、大津町のシティプロモーション事業に携わる地域おこし協力隊として活動している藤 友里江(とう ゆりえ)です。
これまで大津町では観光分野を中心とした地域おこし協力隊の活動が行われてきましたが、私は「町の魅力の掘り起こしと発信」をテーマに、舞台芸術や広報の専門性を活かした取り組みを進めています。
6月29日(日曜日)にオークスプラザにて、2024年度の活動報告と、ゲストを迎えたトークイベントを開催しました。
当日は大津町や周辺地域から約40名の皆さんにご来場いただき、「地域おこし協力隊」の役割や、大津町の魅力について語り合う貴重な機会となりました。
イベントは、大津町を拠点に活動する若手マリンバデュオ「いきなり打ンゴ」さんの演奏からスタート。
お二人は、都市部に拠点を移すのではなく、大津町に根を下ろし、この町から世界に向けて音楽を発信しています。
(▶ YouTubeチャンネルはこちら<外部リンク>)
演奏後には、マリンバとの出会いや、現在の活動、大津町を拠点に選んだ理由、今後の展望についてもお話を伺いました。
私自身、これまで舞台芸術(音楽・演劇・ダンス)の制作や広報に携わってきました。地元にもこんな素敵なアーティストがいることを、町の皆さんにぜひ知ってもらいたいという思いで、今回お招きしました。音楽には、人と人、人と場所をつなぐ力があると改めて感じた時間でした。
イベントでは、これまでの協力隊としての取り組みや成果をまとめた活動リーフレットを配布。
主な活動内容は以下の通りです。
- 大津町公式Instagramの運用
- メディア(新聞・テレビ等)への情報発信
- 町職員向けの広報研修の企画・実施
- 大津町指定無形民俗文化財「梅の造花」紹介の取り組み
- 大津町のことを新たな視点で眺めてみるダンスワークショップ
- 大津町に住むアーティスト・大津町の魅力的な場所・人をつなぐイベント
(こちらからご覧いただけます▶地域おこし協力隊2024-2025年度_活動報告書 [PDFファイル/5.41MB])
今回は親子連れの方々にも多くご参加いただいたため、小さなお子さんが遊べるスペースを確保したモニター参加室を設置しました。
事前のお申し込み時にご要望をいただき、実現したものです。今後も、誰もが安心して参加できるイベント運営を心がけていきたいと考えています。
後半は、大津町に関わるお二人をゲストにクロストークを行いました。
前半のトークや報告をもとに、会場から質問シートを集め、その質問に応えるというスタイルのクロストークでした。
対話の場作りのための交流スペースについて、魅力を発見するためのコツについて、
古くからあるコミュニティと移住者の交流についてなど多岐にわたってお話しました。
坂本 新太朗さんは大津町出身で、現在は御船町の地域おこし協力隊として活動中。
「イッキュウサンコーヒースタンド」にて、美味しいコーヒーを提供されています。
まちづくりのデザイナー、吉海雄大さん。肥後大津駅周辺まちづくりの構想・計画に携わっておられます。
クロストークの進行は、ファシリテーターの迫田さんが務めてくださいました。
イベントの最後には、登壇者全員で集合写真を撮影。
町内外からご参加くださった皆さんとともに、大津町の魅力や未来について語り合う、実り多い一日となりました。
参加された皆さんの声
アンケートでいただいた皆さんの感想から一部をご紹介します。
「若い方の参加が多くて良いと思った」(60代)
「たくさんの視点から大津町が知れてよかった」(30代)
「マリンバの演奏が心地よかったです。大津町の魅力がとても伝わりました」(30代)
「初めてこういうイベントに参加してみて、知らないこともたくさんあったし、自分の活動に活かせそうなこともあって、勉強になった」(10代)
「大津町に住む自分の立場で何ができるか、たくさん考えることができました。とてもワクワクしました!!」(40代)
「他地域から来ましたが、自分の町を俯瞰して見ることの重要さを知ることができた。些細な暮らしの中にとても魅力がある大津は素晴らしいです」(40代)
「地域づくりの考え方について『みんなが住みたい町づくり』から『私の住みたい町づくり』、『行政への要望』から『自力で地域のために』といった人づくりが大切だと思いますが、地域おこし協力隊の活動はこの考え方にぴったりだと思います。住民の皆さんがそのような考え方になるような活動を期待しています」
皆さんありがとうございました!