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国重要文化財「江藤家住宅」一般公開
春の一般公開に約300人が来場
令和7年度の「江藤家住宅」春の一般公開が5月25 日に行われ、町内外から約300人が訪れ、歴史ある建物の趣を楽しみました。
江藤家住宅は江戸時代に創建され、武士格を与えられた豪農「在御家人」の邸宅です。平成17年に国重要文化財となり、熊本地震被災後の復旧工事によって令和5 年に往時の姿によみがえりました。
今回は、西南戦争下に生きた細川家の3人の姫君の日記をもとにした絵本『西南戦争と三人のお姫さま』をおおづ図書館ボランティアが紙芝居に仕立て、舞台のひとつである江藤家住宅で初披露しました。
国内史上最後にして最大の内戦のさなかに、県内各地を避難したお姫さまたちとゆかりのある人々との縁が紐解かれ、邸内の広い土間は多くの来場者で埋め尽くされ、歴史ロマンに聞き入っていました。
また当日は、琴や尺八の演奏も行われ、来場者は優雅な音色に耳を傾けながら、歴史情緒あふれるひとときを楽しんでいました。