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帯状疱疹の予防接種

ページID:0019084 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、こどもの頃にかかった水痘(みずぼうそう)ウイルスが、体の中で長期間潜伏感染し、免疫が低下した時などに帯状疱疹として発症します。水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに帯状に出て、強い痛みを伴うことが多く、症状は3~4週間ほど続きます。周囲の人に帯状疱疹としてうつることがありませんが、これまで水痘にかかったことがない子供などは水痘を発症する可能性があります。

 日本では80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割方は長い間痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」になる可能性があり、日常生活に支障をきたすこともあります。​

予防接種

令和7年度から帯状疱疹の予防接種が定期接種となりました。定期接種の対象となるのは以下のとおりです。

 

帯状疱疹の定期予防接種対象となる人
帯状疱疹ワクチン 対象者
定期接種
※予防接種法に基づき実施する予防接種

(1)又は(2)に該当し、帯状疱疹ワクチンを接種したことがない、もしくは接種が完了していない人(※1)。

(1)令和7年度に65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳以上の誕生日を迎える人
 (年度末年齢) ※101歳以上の方は、令和7年度に限り全員対象

(2)60歳以上65歳未満の人であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人

下記に該当する人は、別途助成があります。詳しくは、接種前におたずねください。
◎生活保護世帯:接種時に「生活保護受給者証明書」(菊池福祉事務所発行)またはそのコピーを医療機関へ提出してください。
◎中国残留邦人等で支援給付を受けている人:接種時に「本人確認証」のコピーを医療機関へ提出してください。

※1 接種が完了していない人:組換えワクチンの1回目のみ接種したことがある方は、2回目のみが定期接種の対象です。
※2 定期接種において帯状疱疹予防ワクチンができるは、生涯1度のみです。

実施期間

​令和7年4月1日~令和8年3月末まで​

予防接種を受ける前の確認事項

  • 医療機関へ予約をしてください
  • 予防接種を受ける際は、申込書(※2)が必要になります。
  • 予防接種を受ける時点に大津町に住民票がない方は、必ず問合せ先にご連絡ください。

  ※2・・・「定期予防接種対象の(1)に該当」かつ「今年度の4月1日時点で大津町に住民票がある」方に、今年度の4月下旬に申込書を通知します。
     「転入等で通知が届いていない人」または「(2)に該当する人」は、予防接種を受ける前に問合せ先にご連絡ください。

予防接種を受けることができない人

  • あきらかに発熱のある人  (一般的に体温が37.5度を超える場合)
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
  • 過去に帯状疱疹ワクチンの成分によって、アナフィラキシーをおこしたことがある人
  •  その他、医師が不適当な状態と判断した場合

予防接種を受ける際、担当医師とよく相談しなくてはならない人

  • 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  • 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある方
  • 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた方
  • 過去にけいれんを起こしたことがある方
  • ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方

ワクチンの種類

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換えワクチンの2種類があります。

帯状疱疹ワクチンの種類
ワクチンの種類 生ワクチン(ビゲン) 組換えワクチン(シングリックス)
接種回数(接種方法) 1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)
接種間隔等 他の生ワクチンと、27日以上の間隔を置く必要があります。

通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種

※病気や治療で免疫の機能が低下している人等で、医師が必要と判断した場合は、接種間隔を1か月まで短縮できます。

接種できない方 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。
接種に注意が必要な方 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。
自己負担額
(1回あたり)
3,200円 8,000円

※医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。ただし、生ワクチン(ビゲン)については、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。

ワクチンの効果

帯状疱疹ワクチンの効果
帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告) 生ワクチン(ビゲン) 組換えワクチン
(シングリックス)
接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 7割程度の予防効果

 

ワクチンの安全性

 ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。​

帯状疱疹ワクチンの安全性 *ワクチンを接種した部位の症状  ※各社の添付文書より厚労省にて作成
主な副反応の発現割合 生ワクチン(ビゲン) 組換えワクチン(シングリックス)
70%以上 疼痛*
30%以上 発赤* 発赤*
筋肉痛、疲労
10%以上 そう痒感*、熱感*
腫脹*、疼痛*、硬結*
頭痛、腫脹*
悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

接種を受けた後の注意点

  • 予防接種を受けたあと30分間程度は、安静にしてください。また、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。
  • 注射した部分は、清潔に保つようにしてください。接種当日の入浴は問題ありません。
  • 当日の激しい運動は控えるようにしてください。

 

帯状疱疹ワクチンリーフレット(厚生労働省)<外部リンク>

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