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畜産の臭気対策のお願い
畜産臭気問題の現状と対策
畜産経営の大規模化、宅地との混住化等畜産環境をめぐる情勢はますます厳しくなっています。特に、家畜排せつ物の管理・処理過程で発生する悪臭問題は、緊急に解決を図らなければならない重要な課題となっています。畜産現場で臭気が発生する場所としては、畜舎と家畜排せつ物処理施設(家畜ふんや尿を適正に処理・保管する施設)、および堆肥などの散布場所であり、多岐にわたります。また、梅雨時期から夏季の高温多湿時など臭いが滞留しやすい時期や畜産活動の作業内容、風向きによって臭いが発生していることが考えられます。「悪臭対策防止法」では各悪臭物質の規制基準が設けられていますが、その規制基準が適用されるのは場所によって異なります。
畜産活動における臭気対策について、事業者は家畜排せつ物法に基づく管理基準の遵守、家畜排せつ物施設の整備、悪臭低減に有効な適切な堆肥化等に取り組まれています。また、「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針」等に基づき、県・町や関係機関が連携して指導・助言などの対応を行っております。
住民の方からご相談があった際は、臭いの発生場所を特定し、その土地所有者や事業者等への指導を行ってまいります。町としても農業と住民の皆様の双方が過ごしやすい環境となるよう、今後も継続して対策を行ってまいります。
今後も適切な臭気対策を行いますようお願いいたします。
(参考)
<農林水産省>
農林水産省ホームページ「畜産環境対策」<外部リンク>
畜産環境をめぐる情勢<外部リンク>
家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針<外部リンク>
<畜産環境技術研究所>
畜産農家のための堆肥生産サポートシステム<外部リンク> ※畜産農家や指導機関向けのサイトです。