アメリカ中西部ネブラスカ州東部にあるヘイスティングズ市は、同州最大の都市であるオマハから西へ約260kmに位置する人口25,000人の町です。アメリカ大陸を東西に横断する国道80号や大陸鉄道が市内を通り、コミューター空港があるなど交通の便に恵まれており、古くから同州中西部産業の中心地として発展してきた、大津町と共通点の多い都市です。ヘイスティングズ市との交流は1991年から6年間、町の英語指導助手として町内の小中学校の教壇に立った元大津町国際交流員ブレント・ウォルゼン氏がネブラスカ州出身でヘイスティングズ大学の卒業生であることが縁で同氏が橋渡し役になり、両都市の交流が始まりました。同氏が1994年に中高生ホームステイプログラムの引率者として渡米した際、荒木時彌元町長とともに同市を訪問。フィリップ・オドム同市長と姉妹都市交流について話し合われ、1995年7月に同市で調印式が行われました。
同市との交流は、毎年夏に青少年の人材育成を目的に、大津町から中高校生を派遣するホームステイプログラムを実施しています。現地での受け入れはヘイスティングズ国際交流協会が中心となってボランティアで行われています。近年はホームステイを通じた交流や研修にとどまらず、現地の病院を訪問したり、ホームレスの収容施設での調理や清掃活動をプログラムに取り入れ、実際に現地の学生らと一緒にボランティア体験を行っています。また、1996年3月にはヘイスティングズ大学の合唱団70人が来日し、大津町や熊本市で公演を行いました。
リンク
ヘイスティングズ市(http://www.cityofhastings.org/) |