ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン
厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)」
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子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウィルス(HPV)感染が原因となって発症します。
性交経験がある女性であれば、誰でも感染する可能性があります。
HPVに感染しても、ほとんどの場合ウィルスは自然に排除されますが、ごく一部で数年から十数年かけて子宮がんを発症します。
ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん健診によって早期発見することで、子宮頸がんを予防できます。
■対象者:小学6年生から高校1年生相当の女子(標準的な年齢:中学1年生)
※国のワクチン接種促進事業は、 平成25年3月末で終了していますので、高校2年生以上の方は、任意接種(全額自己負担)となります。
2価ワクチン(サーバリックス)
子宮頸がんから最も多く検出される、HPV16型と18型に対する抗原を含んでいます。
■標準的な接種パターン…
1か月の間隔をおいて2回行った後、初回1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回行う。
■標準パターンで接種できない場合…
1か月~2か月半の間隔をおいて2回行った後、初回1回目の接種から5か月~12か月の間隔をおいて1回行う。
4価ワクチン(ガーダシル)
HPV6、11、16、18型に対する抗原を含んでいます。
■標準的な接種パターン…
2か月の間隔をおいて2回接種した後、初回1回目から6か月の間隔をおいて1回行います。
■標準パターンで接種できない場合…
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、初回2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種します。
いずれも子宮頸がんの予防効果があります。医療機関で相談し、接種できるほうを接種してください。
2つのワクチンの互換性に関するデータがありませんので、3回の接種は、同じワクチンを接種してください。