モノトーンを基調とした新庁舎の色彩計画について
今回は新庁舎の色彩計画についての話題です。
昨年7月5日(日曜日)に新庁舎の現場見学会を兼ねた外壁の色彩投票を開催しました。急遽決定された企画であったことから広報ではなくホームページと回覧でのお知らせとなりましたが、町民の皆さん42名の幅広い年齢層の方々に参加して頂きました。
現場では1階床や犬走の配筋状況を確認しながら杭工事から6月末までの段階的な施工写真(パネル)を見て頂き、現場内に作製したモックアップ(鉄筋コンクリート造の打ち放し柱面、壁面、ひさし及び木製ルーバーを設置)の前に移動し、設計事務所の新庁舎設計コンセプトである大津街道宿場町町屋をイメージした壁面3色(ブラック、クリアブラック、クリアブラウン)の中から、参加者各自に投票をして頂きました。その後、町職員にも昼休み時間などに参加してもらった結果、「ブラック(焼スギの色合いにするため若干のブラウン色混入)」に決定させて頂きました。
また、外壁の色の決定を受けて、外部の建具や笠木その他の部材の色彩も決定しています。主にモノトーンを基調としたシンプルな色彩計画で、内装も外装から連続したモノトーンを基調としつつ、県産木材を使用した木の温かみを感じる親しみやすい色調計画としています。基調色をシンプルにすることでユニバーサルデザインの観点からも点字ブロックやサイン類の明度差、彩度差を明確にして見やすさを意識したものとしています。
【工事現場説明パネル展示】

【モックアップ(試作品模型)コンセプト説明】

【モックアップ(試作品模型)3パターン写真】

【投票により決定した新庁舎外観イメージ(ブラック色)】
【工事進捗状況説明図】
青色部分は施工済(完了)、赤色部分は躯体部分の施工中、黄色部分は内外装仕上や設備工事の施工中、無着色部分は未施工(今後の施工)部分を示しています。建物本体工事が終了し、内外装工事が本格的に進んでいます。
