新庁舎における感染症対策について
今回は新庁舎の感染症対策についてお知らせします。
ハード面での細菌やウイルスなどの感染症対策としては、「飛沫感染対策」、「空気感染対策」、「接触感染対策」の3つが考えられます。
新庁舎における「飛沫感染対策」としては、受付カウンターなどに透明のアクリル板やビニルシートでの隔てを設ける予定です。「空気感染対策」としては、窓等の開口部の開放に加え、機械換気設備による必要な室内換気回数の確保を行っていきます。機械換気設備は風量調整が可能な設備となっていますが風量に伴う発生音など業務に支障のない範囲での注意が必要です。また、新型コロナウイルスに関する研究の進捗状況によって開発される設備機器の導入の可否をその効果とコスト面を検討しながら行っていく予定です。例えば、特定波長(222ナノメートル)の深紫外線照射器や低濃度オゾンガス発生機あるいは空気調和設備吸込み口への抗菌、抗ウイルス用フィルターの設置などです。「接触感染対策」としては、ドアの取手、手すり、スイッチ類やエレベーター操作盤などの不特定多数の人が接触するであろう箇所への空気触媒による抗菌、抗ウイルス、防カビ、防汚などの性能を持つ塗布剤の塗布を行うものです。この塗布剤は対象材質によっては5年以上の効果が期待できると確認されています。
その他の対策としては、来庁時の体温検知器やアルコール消毒液の設置及び密を避ける待合や会議室での机・椅子類の配置上の工夫なども検討中です。特に、相談室などの密閉狭空間や不特定多数の利用があるトイレでの対策は重要です。これらの空間では上記のハード面に加えソフト面での対策を上手く組み合わせて感染症対策を行っていく必要があると考えます。
【カメラによる体温測定器】

【窓口用アクリルパネル】

【足踏み式 アルコール消毒】

【工事進捗状況説明図】
青色部分は施工済(完了)、赤色部分は躯体部分の施工中、黄色部分は内外装仕上や設備工事の施工中、無着色部分は未施工(今後の施工)部分を示しています。建物本体工事がほぼ終了しまし、内外装工事が本格的に進んでいます。
