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平成29年度 施政方針

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平成29年度 施政方針(平成29年3月議会定例会)

  今年2月の選挙におきまして、町長として4期目に就任させていただきました。引き続き町長の重責を担うことになり、さらに無投票でありましたことを、重く受け止め、非常に身の引き締まる思いでございます。この場を借りて厚くお礼を申しあげます。

 町のこれまでの60年間の歩みのなか、偉大なる諸先輩の努力により、本町は、福祉の町、農工商併進・企業誘致の町、社会体育をはじめとする教育の町となり、今日の大津町へ発展してまいりました。

 私がこれまで、町の舵取りとしての3期で、残された事業を引き継ぎ、職員の意識改革をはじめ、「まちづくり基本条例」の基本理念のもと、町民の皆さんとともに開かれた町政に取り組んでまいりました。町民や議員の皆さん、そして職員のご協力によりまして一定の成果をあげることができたと感謝しております。しかし、昨年の熊本地震により、住民の皆さんの生活、公共施設や農業、商業、工業の施設などに未曾有の災害を被り、それらの復旧・復興にしっかりと、一日も早く取り組んでいかなければならないと考えております。

 振興総合計画につきましては、平成29年度が最終年度となっております。計画において、今後も成果指標の目標値や達成度などを明らかにし、積極的な情報公開に努め、開かれた町政を目指していきたいと思っております。

 

くらしの再建

 住民の生活再建の基礎となる住宅再建の早期実現に、町では、被災者の生活再建への取り組みを支援するため、国・県の生活支援制度を最大限に活用しながら、町単独の生活再建や、地域の復興に向けて支援を検討しております。

 生活の場である地域の復興のためには、地域の住民同士が支え、助け合う共助と地域力を育むためのコミュニティ再建にも国・県と協働して取り組んでまいります。

 

命を守り、災害に強いまちづくり

 災害は、いつ、どこで、なにが起こるか分かりません。

 そこで、熊本地震や豪雨など、これまで経験した災害を教訓として、防災体制の検証を行い、体制のさらなる強化と避難所や防災倉庫の整備、および地域との連携体制の強化に引き続き取り組みます。

 町民の皆さんを守るために、防災本部の拠点としての庁舎機能は大変重要なものであります。庁舎建設は、4カ年計画で考えております。防災施設や避難所機能を兼ね備えた防災センターとしての機能に、庁舎機能を合わせた庁舎の建設に向けて、議員の皆さんや町民の皆さんに十分に意見を伺い、地域構想と実施計画にしっかりと取り組んでまいります。

 住民の生命・財産を守るためには日々の訓練が重要であり、予防的避難など防災機能を更に強化していきます。今後、指定避難所となる公共施設については、防災機能の強化を図り、地域防災力の向上を推進します。

 そして、各地域における自主防災組織や地域防災リーダーの人材育成に引き続き力を入れてまいります。今後も、町消防団、区長、民生委員、福祉支援委員やPTAの皆さん、各種団体とともに、関係団体との連携強化、防災に強い安全・安心なまちづくりに努めます。また駅南交番の設置により町中の治安維持にも努めてまいります。

 

社会基盤の復旧と経済再生

 町道などにつきましては、いくつかの路線を除き、平成29年度中には 復旧が完了する予定ではあります。また、上井手など河川被害によりまして、昨年、穀物などの作付けができませんでしたが、復旧に取り組まれており、今年の植え付けはできるようです。農業用施設などの被災につきましても、復旧・復興に早急に取り組んでおります。

 公共施設、農業用施設などの復旧は町の経済再生には欠かせないものであり、また本町の農業が、日本の農業の生きる道となるよう努力してまいります。

 

教育環境の整備と高齢者福祉

 引き続き、子育て支援に力を注いでまいります。また、保育士などの処遇改善のため、生活環境づくりにも取り組んでまいります。

 待機児童対策は、本年4月に新たな私立保育所(「第二よろこび保育園」)が開園します。引き続き待機児童の解消に取り組んでまいります。そして、新学習指導要領に対応した教育環境を充実させ、次代の大津町を担う子どもたちを育ててまいります。

 また、高齢者福祉対策につきましては、「第6期大津町高齢者福祉計画および介護保険事業計画」を基本に、介護保険事業や介護サービスの事業の充実を新年度で整備を行います。運動公園の人工芝を活用して、健康とスポーツの振興に努め、若者と高齢者の健康推進を図ります。

 

商工業と観光

 企業誘致につきましては、都市計画マスタープランの見直しを行い、長期的視点に立った町の将来像を明確にし、地場産業の育成と地域経済の活性化を図り、新たな雇用の場の創出と雇用の確保に向けて、企業誘致に取り組んでまいります。

 観光産業につきましても、JR肥後大津駅が阿蘇くまもと空港駅と愛称化が行われ、新たな大津町の玄関口としての阿蘇くまもと空港駅を中心として、宿泊や飲食による観光事業を展開できればと考えております。駅南の商業地の活性化につながる食文化の推進に、町商工会、肥後大津観光協会やJAとも連携し、郷土食大津の街の活性に取り組みます。また、スポーツを活かした観光のまちづくりとして、町運動公園などを活用したイベントの誘致で地域経済や地域活動の活性化を促進します。 

 以上が町政全般の運営、復興・復旧に関する基本的な考え方と、今後のまちづくりにおける私の考えの一端を申し上げました。引き続き、ご理解とご協力をお願い致します。

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