森駅は、二里木(熊本市立田町)にて大津街道と分岐、大津町陣内を経由して、比丘尼谷(大津町瀬田)にて街道に再合流する“陣内往還”の全線開通(明治17年)により、当地森に置かれた駅(宿場・馬繋ぎ場)です。往還の開通後、立野筋の県道指定を受けて人の往来・物の輸送はひっきりなしで、この付近は大変賑わったと伝えられています。この碑は、駅の隆盛を記念して明治26年4月に地区有志により建てられたものです。
碑は高約4メートル、本体は高160センチメートル、径55センチメートルの五角柱、中央に“森驛紀念碑”と太く刻み、両側に陣内往還開通の経緯とその後の森駅の賑いを語っています。 悲しくも、時の移り変わりには抗し難く、県道論争に伴う交通の変化とともに当地の繁栄は昔日のこととなり、駅も衰微して、この碑も長く人々から忘れられました。しかし森区有志の復元の思い止み難く、平成5年11月この碑を掘り出し、原位置の付近にその永奠の地を求めました。碑の再建は、往時の森駅の隆盛を再び人心に留め、当地域の栄えある歴史を永く後世に伝えるものです。大津町指定文化財。
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