Hondaホームページ:本田技研工業株式会社

所信表明

施政方針(平成22年3月議会定例会)

  皆さん、おはようございます。今回の定例会に提出しております議案の説明に先立ちまして、町政の基本姿勢について、所信の一端を申し述べさせていただきます。
 私は、1昨年12月に、議会をはじめ、町民の皆様方の支援を受け、大津町長に、再選させていただき、町長として、2期目、1年間が経過いたしました。
 町長就任時に、大津町の今後10年間のまちづくりの基本方針となります「大津町振興総合計画」を、議会をはじめ、住民の皆さん方の意見を伺いながら策定させて頂いたところであります。
 今年は、振興総合計画の前期計画5年目、終了の年となり、その前期計画を検証し、平成23年度からの今後、5年間のまちづくりの方針を決める後期計画を策定するための年となります。
 「大津町まちづくり基本条例」の基本理念であります、町民、議会、行政の役割と責務を明確にし、情報を共有するとともに、時代の動きや、将来展望を十分見定めつつ、住民の皆さん方の意見をしっかりと伺いながら、振興総合計画・後期基本計画を策定してまいりたいと考えております。
 一方、大津町の人口は、年々、増加を続け、昨年12月に31,000人を突破したところですが、依然、世界の経済状況は、底をつき、世界同時経済不況から、なかなか景気回復の兆しも見えず、先行きが見えない不安定な状況が続いております。
 それに伴い、企業も大きな打撃を受け、大津町におきましても、その影響をうけ、自動車関連企業の業績不振により、法人町民税につきましても、大幅な減収となり、町の財政運営も厳しい状況を強いられております。
 町としましても、緊急雇用相談窓口を設置するなど、緊急雇用対策などを行っているところでありまして、一刻も早い、経済の回復と雇用の安定を願っているところです。
 国におきましても、いわゆる、政権が交代し、大きく様変わりをしようとしています。国も変わり、地方も変化するなかで、町におきましても、さまざまな変化に対応すべく、迅速かつ柔軟な対応が迫られているところです。
 今後も、健全財政に努め、長期的な財政計画に基づき、長期的な視点で事業をすべきもの、短期的に事業をやらなければならないものなど、しっかりと見極めながら、足腰の強い大津町を創るとともに、着実な事業の推進に努めてまいりたいと考えております。
 これからも厳しい状況のなかではありますが、今後の、50年、100年先を見据えながら、新しい時代に向けての礎をしっかりと、皆さん方とともに、全力で創り上げてまいりたいと思います。
 それでは、私の町政全般の運営に関する基本的な考え方を申し上げます。町議会をはじめ町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 第一は、「町民主体のまちづくり」についてでございます。
 現在、各行政区に、町の職員を地区担当職員として配置しているところでご
ざいまして、住民の皆さんにしっかりと行政の情報を伝え、また、住民の皆さんが、今、何を求められているかを把握するために、情報交換をし、情報共有をするなかで、町の進むべき方向を見い出していきたいと考えております。
 また、「大津町まちづくり基本条例」の理念に基づき、「誰もが住みよく、誇りのもてる町」の実現のために、住民の皆さん方とともに、知恵を出し、創意工夫を重ねながら、町の発展のために、頑張っていきたいと考えております。
 さらに、「大津まちおこし大学」においては、それぞれの学部で、活動をされているところでありまして、「大津大好き人間」の更なる、人材育成に努めてまいりたいと考えています。
 地域通貨「みずみず」につきましても、事業の啓発を進めるとともに、ボランティア団体の育成に努め、事業の推進を図り、住民の皆さんが、ともに考え、ともに歩むためのお手伝いをしていきたいと考えております。
 厳しい時代が続いておりますが、今こそ、地域力、が問われています。これを機に、地域のつながりが、ますます強くなり、住民のみなさんが、「本当にすんで良かったと思えるまちづくり」を目指します。 

 第二は、「農工商併進の活力あるまちづくり」についてでございます。
 農業につきましては、皆さん、ご承知のとおり、農業従事者の高齢化などにより、農業従事者の減少が進んでいるところです。そのようななか、農業担い手の育成が、緊喫の課題であり、認定農業者や農業生産法人の育成とともに、効率的安定的な農業経営、所得向上を図るために、集落営農の推進に努めてまいりたいと考えています。
 一方、環境整備につきましては、現在まで、村づくり交付金事業などを通して農道、水路などの環境整備を行ってきたところです。
 迫井手地区圃場整備事業につきましては、事業に着手したところであり、今後も、受益農家と十分連携をとりながら、早期完成へ向けて、事業の推進に努めてまいりたいと考えています。
 また、矢護川地区基盤整備事業につきましても、更なる、事業の推進に向けて受益農家の方々と十分話をしながら、進めてまいりたいと考えています。
 今後とも、関係機関と充分に連携をとりながら、農家の経営安定に努めてまいります。
 林業につきましては、森林の適正な維持管理のための環境整備や森林の持つ多様な機能を発揮できる整備を図ってまいりたいと考えております。
 企業誘致につきましては、世界経済不況のなかで、自動車関連企業をはじめとして、多くの企業が、厳しい時代を迎えておりますが、一刻も早い、世界経済の回復を願っているところです。
 また、昨年度から、町民の方を対象として、企業等への就職斡旋を行っており、役場内に無料職業紹介所を設置し、雇用の対策に努めているところです。
 そのような厳しい世界経済状況では、ありますが、企業としっかりと情報交換を行いながら、情報の収集に努めてまいりたいと考えています。
 厳しい時こそ将来の発展へ基礎固めをする必要があると考えています。若い
人たちの働く場確保のため、企業誘致を、今後も、積極的に展開していきます。
 一方、本田技研南通りから国道325号への4車線化につきましては、渋滞の緩和、及び、企業活動の活性化のために、早期完成に向けて、努力をしているところです。
 商店街につきましては、大津中央バス停周辺に、まちづくり交流センターの整備を計画しており、今年、施設の設計をすることとしておりまして、整備内容につきましては、住民のみなさん方としっかりと話し合いを進めていかなくてはならないと思っています。
 上井手沿いの旧街道沿いには、大津町は歴史的に宿場町として栄えてきた経緯があり、そのような町並みが、イメージできるような整備をしていきたいと考えています。
 また、肥後大津駅周辺は、町の顔ともいえる商店街集積地でもあり、安心・安全な町並みづくり、生活空間づくりを目指します。
 今後も引き続き、農工商が連携したまちづくりをすすめてまいりたいと考えています。
 さらに、平成23年3月には九州新幹線全線開通が予定されているところでありまして、肥後大津駅の機能強化を図るべく、阿蘇トロッコ列車との連携や、阿蘇くまもと空港への利便性向上のために、駅前広場や、駅南口の整備を行ってまいります。

 第三は、「少子高齢社会に活力あるまちづくり」についてでございます。
 平均寿命の延びや、出生率の低下により少子・高齢化が進むなかで、安心し
て子どもを産み、育てられる環境づくりや、高齢者の生きがいづくりなど少子・高齢社会への対応に努めてまいります。
 地域福祉につきましては、モデル地区として取り組んでいただいた地域も、その後、地域独自の取り組みをされているところでありまして、少しづつ、地域福祉の取り組みが、各地域へ広がっています。それぞれの地域で、それぞれ支えあう、ぬくもりのあるまちづくりのために、今後も、引き続き、地域福祉の推進に努めてまいります。
 また、高齢者や障がい者の方を介護・福祉・健康・医療の面から総合的に支援するために、地域包括支援センターを拠点として、相談業務とともに、情報発信を行いながら、今後ともしっかりと手助けをしてまいります。
 今後も、「人と地域 共にささえあうまちづくり」の推進に努めてまいります。

 第四は、「子育ての町日本一のまちづくり」についてでございます。
 子育て支援につきましては、次世代育成支援行動計画に基づき、各種施策を
展開しておりますが、本年度からは、今後、5カ年間を計画期間とする新たな「後期次世代育成支援行動計画」を推進していくこととなります。
 保護者の方の様々な負担の軽減に努めるために、保育所、学童保育の環境整備に努めているところでありまして、保育園における延長保育、休日保育などの支援施策を実施しているところです。
 また、現在実施しております小学6年生まで拡大しました乳幼児医療費助成の拡充につきましても、保護者の経済的負担の軽減のために引き続き実施をすることとしています。
 子育てに関する不安や悩みを感じている保護者が増加しており、これらの人々への支援のため、アルコール工場跡地に子育て・健診センターを設置したところでありまして、子育て中の親子のふれあいの場や子育て支援の情報発信の基地として施設の活用をしていきたいと考えています。
 また、子育て・健診センター敷地内に、子育て健康広場を整備することとしており、親子のふれあいや保護者同士の交流もできるものと考えています。
 さらに、家庭、地域、学校が一体となり、町の宝である子どもの成長を見守るとともに、安心して子どもたちが学習できる環境の整備に努め、子どもたちの健やかな成長とともに、更なる学力の向上に努めてまいります。
 各学校への学習支援や特別支援の先生方の配置の充実に努めるとともに、大津北小学校の大規模改修を始め、大津東小学校、大津南小学校の耐震補強等にも力を注いでまいります。
 また、大津小学校の過大規模校解消のため、美咲野団地内に大津小学校の分離校を建設することとしておりまして、地域住民の方、関係者の方々の意見を伺いながら、平成25年度の開校に向けて事業の推進に努めているところです。

 第五は、「安心、安全に暮らせるまちづくり」についてでございます。
 町の南北を結ぶ道路整備として、都市計画道路「駅前楽善線」の工事を行っているところでありまして、早期完了に向け、事業の推進を図るとともに、「西鶴中井迫線」につきましても、熊本県に対して、早期完了に向けての要望を引き続き行っているところです。
 肥後大津駅周辺の整備につきましては、将来のまちづくりを見据えた肥後大津駅周辺整備計画のビジョンに基づき、駅前広場や、駅南口の整備を進めてまいります。
 また、大津町の公共交通についての課題に、総合的に取り組むために、地域公共交通総合連携計画を策定したところでございまして、その基本方針に基づき、交通弱者への対応や肥後大津駅周辺整備、大津中央バス停周辺整備と連携した公共交通の活性化のための取り組みをしてまいります。
 防犯につきましては、昨年、肥後大津駅前に駅前パトロールセンターを設置したところです。大津警察署や、防犯ボランティアの方の協力で、防犯活動を行っているところでありまして、今後も、防犯活動や町の情報発信を行うなど地域づくりの拠点としての活動も行っていきたいと考えています。

 第六は、「美しい自然環境を守るまちづくり」についてでございます。
 自然環境は、有限であり、次の世代とともに共有すべきものだと考えています。水田水張りや植樹を行い、また、資源回収団体への支援、生ごみ処理機器購入の促進を引き続き実施するなど、環境負荷を低減し、地球環境に配慮したまちづくりを目指しているところです。
 また、廃棄物分別徹底のためのごみ減量化推進のため、極小の燃やすごみ袋を新たに導入し、生ごみ処理のダンボールコンポスト購入助成にも取り組むことと致しました。
 今回、大津町の地域特性を活かし、更なる新エネルギーの導入・普及の取り組みを行っていくための指針として、「大津町地域新エネルギービジョン」を策定したところであり、その方針に基づき、町民・企業・町が一体となった、新エネルギーの普及を図っていきたいと考えています。
 大津町において、太陽電池の製造を手がけるホンダソルテックが、操業をされており、クリーンエネルギー利用を積極的に推進するために、太陽光発電システム補助制度を充実したところでありまして、今後、さらに、バイオ産業関連の企業誘致にも積極的に取り組みたいと考えています。
 今後も、引き続き、「人と自然 共に生きるまちづくり」のために事業の推進を行ってまいります。

 第七は、「人を大切にするまちづくり」についてでございます。
 昨年の4月から人権推進課を役場庁舎内から人権啓発福祉センター内に配置替えをし、地域と連携した事業を展開しているところです。
 人権啓発福祉センターを拠点として、すべての人の人権が尊重され、差別のない社会づくりをめざし、町全体へネットワークの拡大を図り、「人権のまちづくり」を進めてまいります。
 住民のみなさんが、それぞれのライフステージにおいて、お互いの人権を尊重しながら、心が豊かで、個性や創造性に優れた人材が育つよう「人を大切にするまちづくり」に努めてまいります。

 第八は、「地域文化・スポーツの振興」についてでございます。
 大津地区公民館分館の移転新築工事が、まもなく完成します。地域交流の拠点としての、施設の活用ができるものと考えています。
 また、それぞれの地域において、さまざまな伝統行事としての文化が残っています。現在、取り組んでいます地域づくり活動支援事業につきましても、引き続き、地域への活動支援を行い、住民のみなさんが、ふるさとを思う気持ちを大切にしていきたいと考えています。
 スポーツ・文化施設につきましては、まちづくり交付金事業を利用し、改修整備を行ったところであり、生きがいづくりや健康づくりができる体制づくりに努めてまいります。

 以上、町政全般の運営に関する基本的な考え方についての、今後のまちづくりにおける私の考えの一端を申し上げましたが、大変厳しい経済状況が続いております。こういう時こそ、みんなで知恵を出し合い、力を合わせて、「地域力」を発揮し、創意、工夫を重ねていくことが求められています。
 町の振興総合計画のキャッチフレーズであります「人と自然にやさしい 心かよいあう まち」づくりのために、私、自らが、先頭に立ち、職員とともに一丸となって、全力で各種施策の推進に取り組んでまいります。
 町議会をはじめ町民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。

お問い合わせ
大津町役場 総務課行政係
電話:096-293-3111
ファックス:096-293-4836
メールアドレス:soumu@town.ozu.kumamoto.jp